音は「トゥん。」? ピンが打音こだわった新パター『SIGMA(シグマ)2』を発表

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「トゥん。」

これは、ピンゴルフジャパンが12月14日に発売する、新しいパター『SIGMA2(シグマ2)』の打音だという。打音をそのまま広告に使うところなど、初めて製造したパターの打音が「ピン」だったことから、そのまま社名にしたというエピソードを持つ同社らしい発想だ。

同社は10月15日、本社(埼玉県戸田市)にて新しいパター『シグマ2』の製品発表会を行った。同社の岡田健二副社長は

「社内で新しいパターの打音がどう聞こえるかアンケートをした結果『トゥん』が一番多かったのです。『トゥん』押しのグループは、このパターをヒットさせて社名を『トゥんゴルフジャパン』に変えてやると意気込んでいます(笑)」

とジョーク交じりに語る。それだけ、今回のパターは「音」にこだわったという。以下、同社のプロダクトマーケティングマネージャーの安齋伸広氏がこだわりの性能を語る。

ショートパットもロングパットも安定 ソフトな打感&しっかりした打音

「今までのテストで一般ゴルファーは柔らかいフィーリングを好む傾向にあるということが分かっています。また、耳栓をしてパッティングをするとよく分かるのですが、ゴルファーにとって打音で感覚的に距離感を測っている部分もあります。今回はそこに注目して『柔らかさ』と『音』を追求しました」

しかし、柔らかい打感を優先してしまうと、音を出すことは難しく、両者は相容れない特徴だったという。

「フェース面のインサートに硬さの異なる2種類の『PEBAX』という素材を使い2重構造にすることで、『ソフトな打感』と『しっかりした打音』を実現しました」

つまり、

  • ボールとの接触面:ソフトな打感を実現するため、柔らかいPEBAX
  • ボディとの接触面:音を実現するため、硬いPEBAX

という形にして、ショートパットは心地良いフィーリングを。ロングパットは心地良いフィーリングを維持しつつ、しっかりした打音と打感をそれぞれ体感できるのだとか。

また、ボールの接触面には「TR溝」を設けることで、多少芯を外しても転がりが安定する構造になっており、パッティングの安定感につながるという。

自分に最適な1本を実現 長さ調整機能付きシャフト

「当社のテスト結果で、一般ゴルファーのうち80%が、自分に最適な長さ(目の真下にボールがくる長さ)のパターを使っていないということが分かりました。そこで、シャフトの長さを調整できるようにしました」

従来の長さ調整機能付きパターはグリップ先端にリングがついており、一目で長さ調整機能付きだということが分かってしまった。

「今回のパターは見た目は通常のパターと変わらずグリップエンドの穴に専用レンチを入れて回すだけで、長さを調整できるようにしました」

32~36インチの幅で調整可能で、シャフトの裏側には調整しやすいように目盛りを入れている。また同社契約プロも単純に1インチ刻みで調整していないことが多いということから、目盛りも4分の1インチ刻みで刻印している。さらに、グリップが正面に向いたままシャフトだけを伸び縮みさせることができるのも改良点だという。

ヘッド形状は10種類をラインアップ

ヘッドはプラチナム仕上げ5種類、ステルス仕上げ5種類の計10種類のモデルをラインアップ。特に、プラチナム仕上げの新モデル「FETCH(フェッチ)」は、ヘッドに空いたボールと同じサイズの穴で、カップインしたボールをそのまま拾えるというユニークな機能を搭載している。

塚田好宣プロの『シグマ2』試打インプレッション

発表会には同社契約の塚田好宣プロも登場。『シグマ2』の試打インプレッションも語った。

「音は『トンとコン』の中間に聞こえましたね。今まで、樹脂性のインサート素材は音が出ないので敬遠してきたのですが、今回のパターはしっかり打った音も出るので使ってみようと思います。また、打感が柔らかく食いつきが良いというか球離れが遅いので、ボールのスピードをコントロールしやすいと思いますね」

試打インプレッション動画

『シグマ2』の発売は12月14日!キャンペーンも実施中

発売は12月14日を予定。また、2019年1月6日まで『シグマ2』を打って聞こえた音をSNSか専用サイトから投稿すると抽選で200名に同社オリジナルパターキャッチャーがプレゼントされるキャンペーンを実施中。詳しくは同社ホームページまで。

記事提供:GEW ゴルフ用品界社
http://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_50685

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